資本論を読むことになってしまった

分からないことだらけの、この何ともいえないモヤモヤ感は・・・。

(4)Ⅰ版序文 パラグラフ③ー2

Ⅰ版序文 パラグラフ3 ④ー⑧

④Anders mit der Analyse der Werth-

form. ⑤Sie ist schwerverständlich, weil die Dialektik viel schär-

fer ist als in der ersten Darstellung. ⑥Ich rathe daher dem

nicht durchaus in dialektisches Denken eingewohnten Leser,

den Abschnitt von p. 15 (Zeile 19 von oben) bis Ende p. 34

ganz zu überschlagen, und statt dessen den dem Buch zu-

gefügten Anhang: „Die Werthform“ zu lesen. ⑦Dort wird

versucht, die Sache so einfach und selbst so schulmeisterlich dar-

zustellen, als ihre wissenschaftliche Fassung erlaubt. ⑧Nach Be-

endigung des Anhangs kann der Leser dann im Text wieder fort-

fahren mit p. 35.

④文について

「価値形態の分析はべつである。」

特に問題なし

⑤文について

「この分析は、最初の叙述におけるよりも弁証法が非常に鋭く現われている(ちょっと意訳)ので、理解困難である。」

ということは、価値形態論においては弁証法の論理展開が議論に現れるってことでしょう。入院中の読書の際には、それほど「弁証法バリバリ」という印象がなかったのですけど・・・。私のイメージしている弁証法と違うということでしょうか。

⑥文について

「したがって私は、弁証法的思考にまったく慣れていない読者に対して、P.15(上から19行目)からP.34の終わりまでを全てとばして、その代わりに、この本につけられた付録「価値形態」を読むことをお勧めする。」

⑦文について

「そこでは、事柄はその学問の枠が許す限り単純に、そして学校教師のようなやり方で叙述されている。」

⑧文について

「付録が終了したあとで、読者は本文の35ページから読み進んでほしい。」

⑥⑦⑧はテキストの読みとばし指示である。

この指示からわかることは、

1 テキスト本文S.15(上から19行目)からS.34と付録は同じ事柄に関する叙述である。

2 テキスト本文は、⑤文の表現を借りれば、「弁証法が非常に鋭く現われている」ので理解するのが難しい。

3 付録は「学校教師のようなやり方」で叙述されている。

とすると、Ⅰ版本文、Ⅰ版付録の比較が必要になるだろう。気になる。

それにしてもⅠ版読み始めたばかりなのに、課題が増えていくのはいかがなものか。