Ⅰ版序文 パラグラフ5
①Mit Ausnahme des Abschnitts über die Werthform wird
man daher diess Buch nicht wegen Schwerverständlichkeit ankla-
gen können. ②Ich unterstelle natürlich Leser, die etwas Neues
lernen, also auch selbst denken wollen.
①文について
「したがって、価値形態の章を例外として、この本を理解するのが困難であると非難することはできない。」
やはり、価値形態論は難しいということか。
でも、価値形態論以外が理解困難ではないというのは本当だろうか?
今の調子だときっと理解困難におちいるにきまっている。困ったものだ。
資本論の「分からなさ」というのは、結局、言葉の内容をイメージできないところに由来するのだろう。たとえば、「商品」と書いてあると、それが指すものの範囲はどこまでなのかがイメージできない。
車や家なら商品だ。じゃ、土地は? 商品が労働生産物なら土地は違うよね、でも絵画は? みたいになってしまうのです。
資本論を取り巻く世界の言葉に、早くなれる必要があるのでしょう。
②文について
「私はもちろん、何か新しいことを学び、したがってまた考えようとする読者を想定しているのである。」
特に問題なし。