資本論を読むことになってしまった

分からないことだらけの、この何ともいえないモヤモヤ感は・・・。

(3)Ⅰ版序文 パラグラフ③-1

Ⅰ版序文 パラグラフ3 ①-③

①Aller Anfang ist schwer, gilt in jeder Wissenschaft. ②Das

Verständniss des ersten Kapitels, namentlich des Abschnitts,

der die Analyse der Waare enthält, wird daher die meiste

Schwierigkeit machen. ③Was nun näher die Analyse der

Werthsubstanz und der Werthgrösse betrifft, so habe ich

sie möglichst popularisirt1).

 

①文について

「すべて始まりは困難である、というのはあらゆる学にあてはまる。」

問題なし。

②文について

「第1章の理解、とりわけ、商品の分析を含む説の理解は、したがって最大の困難となる。」

確かに「商品」のところはよくわからなかった。資本論読み直しのきっかけですから。

③文について

「価値実体、および価値の大きさの更なる分析に関しては、私はそれを可能な限り通俗化した。」

Ⅱ版の目次だと、第1章商品の第1節が「商品の2要素 使用価値と価値(価値実体、価値の大きさ)になっている。

この内容は、Ⅰ版だと1章 商品と貨幣の1)商品に出てくるのでしょう。簡単に確認してみたら、13ページに

Da bisher nur noch Werthsubstanz und Werthgrösse bestimmt, wen-

den wir uns jetzt zur Analyse der Werthform.

「これまでに価値実体と価値の大きさしか規定されたにすぎないので、われわれは今や価値形態の分析に向かうことになる」

みたいなことが書いているので、そこまでには議論があるのでしょう。読みやすければよいのだが・・・。