資本論を読むことになってしまった

分からないことだらけの、この何ともいえないモヤモヤ感は・・・。

(17)Ⅰ版本文 パラグラフ2

Ⅰ版本文 パラグラフ2

①Die Waare ist zunächst ein äusserer Gegenstand, ein Ding, das durch

seine Eigenschaften menschliche Bedürfnisse irgend einer Art befriedigt.

②Die Natur dieser Bedürfnisse, ob sie z. B. dem Magen oder der Phantasie

entspringen, ändert nichts an der Sache2). ③Es handelt sich hier auch

nicht darum, wie die Sache das menschliche Bedürfniss befriedigt, ob un-

mittelbar als Lebensmittel, d. h. als Gegenstand des Genusses, oder auf

einem Umweg, als Produktionsmittel.

 

①文について

「商品は、まず外的対象であり、その諸特性によってなにかある人間の欲求を満足させるところの、物である。」

  商品の規定・・・「外的対象、物である」 + 「人間の欲求満たす

 

②文について

「この欲求の本性は、それが胃袋から現れ出ようで、想像から現れ出ようが、事柄(事態)を変えるものでは一切ない」

  上で示された商品の規定の最期の部分(人間の欲求満たす)の「欲求」に関するコメント

  欲求は欲求でありさえすれば、その出所はどうでもいい。

 

③文について

「ここでは次のこと、すなわち直接的に生活手段として、つまり享受の対象としてであろうが、(また)間接的に生産手段としてであろうが、この事物(Sache)がいかにして人間の欲求を満たすかということは問題とはならないのである。」

  同じように、上の商品の規定の最期の部分(人間の欲求満たす)の「満たす」に関するコメント

  欲求を満たすのであれば、その満たし方はどうでもいい。

②と③から商品規定は

商品は、人間のあらゆる欲求をどのような仕方であれ満たす、外的対象・ものである、ということになるのかな。

 

いずれにしても、このパラグラフが次のパラグラフの「もの」の有用性への議論につなげていくことで、資本論の議論が本格的に始まることになる。